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消えゆく小脳の記憶対策
投稿日 : 2020/05/27(Wed) 18:37
投稿者 EZ
投稿内容 https://ameblo.jp/easy-way-to-live/
2年ほど前にブログに書いた記事ですが、未だにかなりのアクセス数が有るので、その抜粋をこちらでも紹介します。


『小脳の重要な機能として運動系の成功体験を記憶するというものがあるらしい。

「一度自転車に乗れるようになったら長く乗っていなくても乗り方を忘れない」と言うのは、自転車に乗れた成功体験が小脳に刻み込まれているからなんだとか。
この病気の人は小脳の萎縮によってその記憶が失われていくから、歩く事すら上手く出来なくなってしまっているのだと。

歩き始めは上手く行かなくてもしばらく歩いているとマシになると言う経験をされた方も多いと思うが、これはその場の歩き始めからの小さな成功体験を小脳が直ちに再記憶しているかららしい。

その記憶が次に残っていれば少しは上手く歩けるのにそうは問屋が卸さない。萎縮の速度は侮れない。

これは家内が脊髄小脳変性症の講演会で聞いて来てくれた話。

う〜ん、思い当たる節が星の数ほど。

一例はまだ杖無しで歩けていた頃、久し振りに友人とボーリングをしに行った時のこと。
中高生時代は真剣にプロボーラーになろうと思って、毎日10ゲームは軽く投げ続けていたので「ボーリングなど簡単」と高を括ってボールを持ってアプローチに立ったは良いが、どうやってボールを投げるのだったかを思い出せず頭が真っ白に。

どうにも思い出せずに、一旦アプローチから下りて横の通路で何度もシャドースイングをしている内に体が思い出してその場を凌いだ。

これも小脳の成功体験の記憶が消えていて、通路でのシャドースイングでの小さな成功体験を刻むことで何とかなったのだと考えると辻褄が合う。

ちなみに、調子が悪くてもで高得点を出すコツは以前のまま海馬に残っていたようで、病期の進行による身体能力の衰えはカバーできなかったものの、一応メンバーの中では最高得点で面目は保った。

だとすると、小脳の記憶が失われていく速度にはとても追いつかないまでも、成功体験の記憶を新たに刻み込むことは出来るかも知れない。
残っている小脳以外の記憶もフル稼働して。

機能維持特化型のデイサービスでバランス保持の特殊な訓練を集中的にやってくれていたのはこういうことだったのか、と合点。

確かにこの訓練をした後しばらくはバランスがよいような気がする。
毎回記憶が初期化されてしまうのが問題ではあるが。

筋トレは筋肉の緊張を強くしてしまう側面もあって、何の為にどんなリハビリをすればよいのか悩んで居たがこれは使えそうだ。

赤ん坊が誰にも教わらず、何度転んでも立ち上がって成功体験を積み重ねて(小脳に刻んで)歩き方を習得していくのと同じように、一から成功体験を積み重ねることが機能維持の近道かも知れない。

上手い転び方の記憶が消えてしまっている我々が転ぶことは命取りだが、転ばないように講じるべき対策の知恵は小脳以外の所に持ち合わせているはず。

歩く事以外にも応用出来るに違いない。』
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